その凱歌を謳い終えた時、世界は姿を変えた。

数多の剣が突き立つ荒野。

いつの頃からかあの剣の様に、夢に見る様になっていた荒涼たる丘。

英雄はその中心で、その手に握られた物を見ていた。

それは鈍色の剣。

凝った装飾の施された、無骨な錬鉄の剣。

その丘に、答えに辿り着いた英雄の手の中で、かつて黄金の光を纏った剣はその姿を変えていた。

黄金の剣はあくまでも「王」を選んだ剣。

ならば、この錬鉄の剣こそ、彼がついに担い手となった、つまりは彼の王と同域に至った事の表れなのだろう。

そうして、英雄は眼前の敵を見据え、剣を振りかぶる。

紡ぐ言葉など決まっている。

その剣の出自である伝説など、知らぬことがない程に読み漁った。

彼の見た伝説は二振りの剣の物語。

「折れた剣」と「渡された剣」の物語。

だが、その剣にはもう一つの伝説がある。

そう、かの「竜殺しの剣」と同様に、その剣もまた、「打ち直された」という伝説があるのだ。

ならば、「かつて」選定の剣であった剣の名などそれ以外あるまい。

そうして、荒涼たる丘に高らかに言霊は響くのだった。


十話「今日は楽しかった?」


「……今頃は何をしているころでしょうか」

ふとセイバーが呟いた。

居間で行儀良く正座をしながら、お茶をすする様は大変様になっている。

「さてな。どっちも無理が出来る体でも無いだろうし、無難に映画でも見てるのではないかね」

その呟きにアーチャーが応える。

台所でテキパキと作業を進めるエプロン姿は異常なまでに様になっている。

件の二人、つまり、彼らのマスターは一方は肋の骨折、もう一方は左半身の感覚消失。

それぞれ多少の処置はしてあるが、まだまともに動くのが難しい以上選択肢はそう多くはない。

「映画、ですか。知識としては知っていますが、見てみるとやはり違うのでしょうか」

いわゆる、百聞は一見に如かず。

もし見る事があるのならば、恐らくこの騎士王も真祖の姫君もかくやと言った反応を見せることだろう。

「ふむ。ならば、我々も見に行くか?今朝のニュースでやっていたが、話題の犯罪系大作が公開中だそうだ」

台所から聞こえる声は、事もなさげに世俗の事を告げてくる。

無論、この男の出自を考えれば映画と言うものを良く理解していて当然である。

映画という物の凄さを理解するには大作アクションがベストなのは言うまでもないのだが、あいにくと公開中の映画は正直微妙なものばかりらしい。

強いて言えば、今上げた泥棒物か某ロボットアニメの劇場版くらいか。

流石に和製ホラーを見せるわけにも行くまい。

耐性のない人間に、あの手の類の映画は流石にハードルが高すぎる。

もっとも、アクション映画の真骨頂はB級筋肉アクションだろうが。

等という考えが頭を巡ったりしたりしているのもまた、当然である。

「興味はありますが……。今から行って見られるものですか?」

既に昼も近い。

ニュースで報道される程に話題になる様な大作ならば、既に最終上映まで満席でも可笑しくはない、と類推する程度の知識はセイバーにもあるのだ。

「まぁ、「映画」を体験するだけなら可能だろうが、目当ての物を見れるかと言われると困るところだな」

「……それならば、行きたいところですが、鉢合わせるのは気まずいですよね」

「なに、そんな偶然はそうそう起こるまい。君が行きたいというのなら、付き合わんでも無いぞ?」

そうして、お盆に湯気の立つ料理を載せたエプロン姿の男が居間にやってくる。

お盆に乗るのは、冬場という事もあり、体の温まる生姜を効かせた雑炊である。

「では、午後から新都に行ってみましょうか」

湯気の立ち上るそれにランランと目を輝かせながら告げるセイバー。

「恐らく、明日が一つの山場だろうからな。英気を養い、気分転換ぐらいしても罰もあたるまい」

応えるアーチャーもまた、そんなセイバーを微笑ましげにみやりながらレンゲを手に取るのであった。



さて、一方、マスターコンビと言えば、

「……ぶっちゃけどうよ?」

「ちょっと盛り上がりに欠けたわねぇ。豪華キャストを集めただけって感じね。まぁ、アクションでも恋愛でもないし、カタルシスを期待するのも間違いな気もするけどね」

と、アーチャーの予想通りに映画を見終えて感想を述べあっているところだった。

「とは言え、アレだけの事が出来るとなると科学ってのは侮れないわね。ベガス一帯を停電だなんて」

「魔術でやろうとしたら、どれだけの準備がいるんだ?」

「さてね。方法次第だけど、単純に電気エネルギーを遮断するってだけでもどれ程のエネルギー量になるか……。そんなことするなら、一帯の電気製品をたたき壊す指向性の電磁波みたいな物を発生させた方が早いし……。うーん、どちらにせよ、サーヴァント級のエネルギーでも無理よ、きっと」

「……科学って凄いな」

「ええ。凄いわね。アレだけの規模に干渉する式を組むだけでも……、いや、あるいは、元からそういう風に作って街自体を式に組み入れてしまえば……」

そうして、ぶつぶつと自分の世界に埋没している少女を眺めながら、改めて衛宮士郎は現状に戦く。

つまり、自分が、あの遠坂凜とデートしているという現状に、だ。

「士郎、今日デートしましょう」

そんな言葉を聞いたのが朝食の前。

昨日の一件で、思いがけず告白をしたまま答えも聞けずに昏倒したので、顔も何だか会わせずらいと思っていた矢先にそんな一撃。

発言の意味を理解できずに真っ白になっていると、あれよあれよという間に話が進み、気付けば新都行きのバスの中。

なんでも、借りは即返すのが主義だとか何とか言われつつ、引っ張ってこられたワケだが、未だに混乱の極みである。

(デートだぞ!?デート!?遠坂と逢い引きだぞ!?)

無論、女の子と二人きりで出かける事は初めてでも何でもない。

むしろ、姉貴分やら妹分やらアルバイトやらの関係で、他の一般的な男子学生よりも慣れた物だろう。

だが、しかし、隣に居るのは遠坂凜で、しかも告白紛いの宣言をしてしまったばかり。

冷静で居られるはずもない。

先刻の映画もまた、隣に座った遠坂が気になってまともに見れて居ないのだった。

しかも、折角のデートだというのにこちらはノープラン。

遠坂の好みすら把握できていないのだから、プランなど立てられるはずもない。

なすがままされるがままでも別に悪くはないのだろうが、それは流石に男の沽券に関わる。

その程度の矜持くらい、衛宮士郎だって持ち合わせているのだ。

(でも、だからってどうすりゃ良いんだ……)

万策尽きた所か、一策すら出てこない。

そもそも打てる手があるかどうかすら怪しい上に、左半身の違和感と遠坂とのデートと言う事実が思考を纏めさせてくれないのだ。

ここまで絶望的な戦況は、思い返せば一週間ぶりか。

どうすれば良いのか検討もつかない。

何せ、

「それじゃ、そろそろお昼にしましょうか」

彼にとって頼みの綱とも言える「食事」ですら先手を取られているのだ。

朝から彼女が下げていたバッグには、サンドイッチと飲み物と、ばっちり準備済みという用意周到さ。

「そうだな。じゃ、公園でも行くか」

せめて、無策で無様なことを悟られない様に平静を装うことしか出来ないのだった。



「どうだったね、セイバー?」

「いや、何というか、圧倒されたと言うのが正直な感想です。何から語って良い物やら」

「まぁ、文化面でのギャップという意味では凄まじかったからな」

さて、こちらのチョイスはと言うと、どういうワケか戦争映画であった。

それも上映時間3時間強という特別完全版。

ぱっと見なら、年の差外人カップルに見えなくもない取り合わせの二人が見る様な物ではなく、事実、鑑賞客もまた見るからにそう言う類の人間ばかりの一種異様な空間がそこにはあった。

ちなみに、見ると言い出したのはセイバーの方である。

王として、幾たびもの戦に関わった者として興味があったのだろう。

「現代の戦とはああ言う物なのですね」

現代の戦争。

その激しさは恐らく有史において最も苛烈な物と言っていいだろう。

「ああ。戦争は変わった。だが、」

憂いか虚しさか。

そこで切られた言葉には、悲哀を感じさせる響きがある。

確かに戦争は、多くの英雄が野を駆けた、過去の戦争とは比べものにならない程に変わってしまった。

だが、どれ程までに火力が向上しようと、戦略が高度に複雑になろうと、変わらない物はある。

「ええ。その根底にある物は変わらず、そして、その結末がもたらすものもまた変わらない」

そう、戦争がもたらす物はいつだって虚しい。

それは古今において決して変わらぬ真理。

戦である以上、そこに血は流れ、犠牲が出る。

悲劇を避ける事など、決して叶わない。

そんな理不尽が「戦争」と言うもの。

「英雄」とはそれを覆い隠すべく喧伝される駒の一つにすぎない。

そして、今もまたその「戦争」のただ中であるのだ。

「この街もまた戦場」

その事実を改めて噛み締める。

その脳裏に浮かぶのはかつて救えなかった子供達か、あるいは自身がその一端を担った災厄か。

「ああ。戦は始まってしまった。我々に出来る事は一般人への被害を少しでも減らす事。そのために行動する事が全て。そして、それが明日の戦いだ」

ライダーが動くとすれば、間違いなく明日。

コレまでの情報から鑑みるに、ライダーの限界も近い以上、魔力補充の先延ばしは考えられない。

そして、最も効率良く魔力を喰らう事が出来る方法は、平日にあの結界を発動させる事。

つまり、明日、彼らのマスターの学園が戦場となるということに他ならない。

「策は?」

「ひとまず、令呪頼みだな。如何に追い詰められていようと、我々がいる状態で結界を起動させるなどと言う愚は侵すまい。そして、あの結界は遠隔起動はできないものだそうだ。ならば、結界の起動と同時に令呪で飛ぶしかあるまいよ。そこからは現場の判断だ」

筋の通った理論。

令呪一つと数百の命ならば秤にかけるまでもない。

だが、

「アーチャー。一つ質問が」

一つ、セイバーには腑に落ちていないことがあった。

「何かね?」

「何故、貴方はライダーを追わなかった?」

それは詰問。

セイバーとは違い、アーチャーには活動における制限など無いに等しい。

ましてや、索敵能力においてセイバーの比ではない能力を持っている。

それを考えれば、間桐慎二とライダーのどちらかをこの段階までにまともに発見できていないことが不自然であり、「結界を発動させてから討ち取る」ことを、敢えて、選択したとしか思えない。

「ランサー、セイバー、バーサーカー、キャスター、アサシン、そして再びランサー。現時点で最も戦闘を重ねているのは恐らく私だろうさ。いくら凜とて魔力は無限ではない以上、私もまた休息は取らねばならない」

さも当然の様に告げるアーチャー。

事実として、宝具の使用回数も恐らく現時点でトップだろう。

理論自体は何も破綻している箇所など無い。

「それでも、貴方ならば戦えるハズだ。どれ程消耗していようと、片腕の欠損したライダー如きとの戦いを恐れる貴方では無いハズだ」

だが、セイバーから放たれるは確信を宿した言葉。

そのあまりの力強さは、彼の推論に新たなピースを埋めるには十分だった。

「セイバー。……何故そう思う?」

「質問しているのは、私だ。答えろ、アーチャー」

王としての威厳を伴う、有無を言わさぬ言葉。

逆に言えば、それはそれだけの確証を持った上での問い。

迂闊な答えを返せば、関係が危うい事になりかねない。

「……以前、君に言ったな。会いたい人物が居る。それが私の望みだと。そのためには、ライダーを殺すわけにはいかなかった。それだけだ」

ならばこそ、アーチャーは淡々と必要な事実のみを告げる。

彼もまたほぼ確信を得ている。

だが、最後のピースだけはまだ手に入れていない以上、ここでセイバーとの関係を悪化させるわけにはいかない。

「それは、どういう……」

「さてな。そこまでは話せんよ。ただ、一つだけ。何も好き好んで、学園の結界を発動させるわけでは無い。それだけはお前と同じだと信じて欲しい」

「分かりました。貴方の瞳に嘘はない。……明日は共に、あの外道を討ちましょう」

「ああ、当然だ」

そう、明日。

明日の立ち回りが全てを決する。

そう覚悟を決めたその瞳に、一つの影が映り込んだ。




「ねぇ、士郎」

「なにさ、遠坂?」

茜に染まる橋の上。

デートの帰り道。

「今日は楽しかった?」

そう、士郎は遠坂に尋ねられた。

「……ああ。楽しかった。遠坂と居られるだけでも十分だけどな」

偽りのない本心を口にする。

結局、自分は遠坂の事が好きで、好きな子と一緒に居られるならそれは、それだけで十分に楽しい。

そんな一日だったと思う。

「……本当に?」

だが、問いは重ねられる。

それは詰問するでもなく、かと言って軽く聞いているのでもなく。

ただ真っ直ぐにその瞳は士郎を見つめていた。

「……え?」

「貴方自身が楽しかったかどうか聞いてるの。ねぇ、士郎。貴方は楽しんでいた?」

楽しくなかった、ワケではない。

遠坂と映画を見て、一緒にサンドウィッチを食べて、午後も色々とショップを見て回って。

そうして、楽しそうに過ごしている遠坂を見て、楽しいと思えたのは嘘ではない。

だが、きっと、遠坂が聞いているのはそう言う事ではないのだろう。

「遠坂。俺は楽しかった。でも、俺は楽しめていなかった。多分、それが正解だ」

「やっぱり、そうなのね」

「ああ。こればっかりは、そう簡単には直らないと思う」

衛宮士郎は壊れた人間であることは自覚している。

即ち、あらゆる物において「自分」を判断基準に入れられない。

今日も、自分が楽しかったのではなく、「遠坂が楽しそうにしていた」ことが、嬉しかった。

だから、楽しかったのだ。

「ねぇ、士郎。それは、負い目?」

「……負い目?」

「本当は言うつもりは無かったんだけどね。この前セイバーから色々と聞いたの。10年前のこととか、正義の味方の事だとか、あんたのこと」

「そうか」

それで、合点がいった。

そう言う事なら、彼にも自覚はある。

「……負い目、なんだろうな。あの地獄で、俺は色んな物を無くした。沢山の人を見殺しにした。だから、きっと、俺が「生き残ってしまった」、って事が自分の中で大きいんだろうと思う」

あの時の自分に何が出来たわけでもない。

10にも満たない、ボロボロの子供に救えた命など無いだろう。

出来る事など、自分が助かるためにただ救いを求める事だけだった。

だが、それでも、助かったかも知れない命があって、自分が助かってしまったと言う事実がある。

それが、自身の歪みの根源なのだろう。

「今まではそんなに意識した事も無かった。けど、こうやって命のやり取りに関わって、セイバーやアーチャーに指摘されたりして、自覚してきた。結局、俺は、許されたいだけなのかも知れない。その過去の負い目を許す、救われるために、誰かのためにならなきゃいけない、とそう思ってるんだろうな」

まるで、最初からそれを自覚し、腹に落ちていた様に、紡がれる言葉に淀みはない。

だが、その意味を衛宮士郎はまだ理解してはいない。

そう、衛宮士郎が自身の歪みに対して此処まで言及する事など、過去を正視し、現在を解釈する事など、自分一人だけでは決して叶わない。

本来であれば、全てを理解した悪意による切開、あるいはもう一人、その歪みの果てに辿り着いた男によって照らされて初めて、その歪みは明確に形をもって浮かび上がるハズのもの。

もっと分かりやすく言ってしまえば、この時点の衛宮士郎は、ここまで物わかりが良く賢くは無いハズなのだ。

「意外に分かってるのね。……ねぇ、士郎。私の話、聞いてくれる?」

その士郎の言葉を受け止めて、訥々と遠坂も語り出す。

「……え?あ、ああ」

欄干に肘を載せ、川に視線を落とす様にして、一呼吸をおく。

「私もアンタ程じゃないけど、まぁ、普通じゃない人生を歩んできた」

父はこの戦争に敗れて死に、母は精神を患った上で死んだ。

そして、唯一の肉親である妹ともまた、複雑な関係にある。

「それでね、死んでいった知り合いや肉親だって居るのよ」

「……そうか」

「で、思うワケ。実際に託された言葉があるならまだしも、死んでいった連中が何を思ってるかなんて分からない。それを勝手に測る事は自分に酔ってるだけの自慰にすぎないし、死者への冒涜にも繋がる」

死人に口なし。

ましてや、死後の世界の存在など信じてはいない。

「でも、残されたのは私。死んだのは他の人。優先されるのは、当然生きている私。なら、私がやりたい事をするのが一番良いと思うの。それが懺悔なら懺悔すれば良い。贖罪なら贖罪に生きれば良い。結局、死者への冒涜なんて言っても、死者は何も感じないから死者。あくまで冒涜されるのは、そう、生者の死者への思いに他ならない。それじゃ、生者が自分だけなら?答えは決まってるでしょ?」

それは、独白であり問いであり諌言であった。

「それは……」

「だからね、士郎。貴方が負い目を感じるのは自由。でも、貴方が負い目を感じる「必要」なんてないのよ」

その言外にある意味を理解できない程、衛宮士郎も愚鈍ではない。

そうして、全てを理解した上で、

「ありがとな、遠坂」

衛宮士郎はそう答えた。

今日一日は全て、それを言いたいがため。

全ては自分のためだったのだと。

「良いのよ、お節介だし。借りを返したかっただけだし」

こんなやり取り、たった一日程度で、士郎を変えられる等と元から思ってはいない。

それでも何かしたかった。

それが遠坂凜の偽ざる本心。

「ああ、そう言う事にしておくよ」

それを察してしまった以上、緩む頬を引き締められるはずもない。

「何よ、その顔は」

「別に。遠坂は良い奴だな、って。で、やっぱり俺はそう言う遠坂が好きなんだなって、さ」

「しれっと言うな!ああもう、なんなのよ、アンタは!」

ぷいっとそっぽを向いた頬が赤いのは夕焼けのせいだけではあるまい。

「ははは。こういう奴だからな、俺は」

「それは、知ってるわよ……。あんた、昨日の一件で開き直った?」

「ようやく開き直れた、かな。なんにせよ、ありがとう、遠坂」

改めての礼。

遠坂の心遣いが、自分のためにここまでしてくれたという事実が本当に嬉しいのだ。

「はぁ……。全く、私も難儀な性分よね、ホントに」

「ん?」

「何でもないわよ。ほら、行きましょう。セイバーとアーチャーが待ってるわよ」

「ああ。帰ろう。セイバーが腹を空かせて待ってる」

そうして、二人連れだって帰路につく。

伸びる影は二つ。

その手が繋がれるまでは、まだもう少し時間が必要なのだった。





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